8.「火村・アリスの「趣味」」

HOME> 作家アリスをじっくり 

最終更新日 2017.04.02

趣味

46番目に出てきた火村の趣味はその後出てきたか。それから二人の音楽の趣味について、あまり詳しくないのでまとめておきたいです。

火村の趣味

ちなみに学生アリスシリーズではこんな事を言ってますね。

“ミステリは、超常現象全般を認めません。”
“ミステリは、アンチ怪談性を帯びてる”
“超常的なるものを完全に否定してくれる小説は、時としてありもしないものを信じさせるより清々しい。そういう小説に存在していて欲しい、と思う。”

(「江神二郎の洞察」(東京創元社)収録「除夜を歩く」より)

・・・オカルティズムも消えてそうだな~。


 (番外)骨董市でタヌキのはく製に心ひかれてた・・・かもしれない。(古物の魔)  

  ●アリス「知性派占い嫌いの同志」(「ロシア紅茶の謎」収録「ルーンの導き」より)

 ●英・仏・独語ができると柳井警部は知っている。それに対し「仏・独は道を尋ねられる程度の能力」と答えている。(ルーンの導き)

アリスの趣味

部屋に「ゴルゴ13」がある。火村も読む。



音楽

<火村>

七十年代のブリティッシュ・ロックやバッハが好き。アリスのカーステレオにも常備。

「お前、いい年こいてこんなの車の中で鳴らしてんのか?」火村は冷ややかな目をして言った。「キング・クリムゾンを聴きながら鼻歌交じりのドライブはできんやないか」内心照れながら私は言いかえす。「それより、ほれ、聴けよ。被害者の作品やぞ」「Fuck it(くそくらえ)だな」(中略)
私はステレオを止め、テープを入れ変えようとした。火村のお気に召しそうな七十年代のブリティッシュ・ロックやバッハもちゃんとある。その時、彼が小さく口笛を吹きだした。聴いたばかりの曲のサビのメロディをなぞっていたのだ。(ロシア紅茶の謎)



 <アリス> 

“音楽を流しながらドファでぼけっとする。『ブランデンブルク協奏曲第5番』チェンバロのソロに聴き惚れていた。”(「火村英生に捧げる犯罪」)


 

 

 

 


懐かしのweb拍手

0コメント

  • 1000 / 1000

やしん.yashinya

好きな小説について感想や、気付いた事を書いて行こうと思います。 有栖川有栖先生の作家アリスシリーズ中心です。