6.「火村・アリスの「住」」
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最終更新日 2017.4.02
火村の「住」
住所:京都府京都市左京区北白川
下宿先戸主:篠宮時絵
火村の部屋:六畳二間(46番目 第一章)、二階
*下宿はまかないつき(少なくとも大学時代は)(橙火堂の奇禍)
(「ロシア紅茶の謎」収録「ルーンの導き」より)
“火村の部屋は相変わらずたいそうなちらかりようだった。三方の壁の書棚からあふれた蔵書、エアメール封筒に入ったままの海外の文献やら、書きかけの論文のメモが散乱していて、足の踏み場もろくにない。”
アリスが“訪ねてくるからいくらかでも部屋を片付けておこうという気はさらさらなかったのだろう。”
アリスが“机に依りかかると本がひと山崩れ落ちた。”
“台所に向かった。火村は自炊だけはいい癖がついていて、そちらはこざっぱりと整頓されている。勝手知ったる台所で二杯分作って戻ると(略)”
・・・部屋に台所がある、または二階の共同キッチンかなぁ??風呂のない下宿のモチさんでさえ部屋に流しがあるので火村もありそう・・・かな。
(「怪しい店」収録「橙火堂の奇禍」より)
“コートとジャケットを洋服箪笥のハンガーに掛けて、ネクタイをはずし・・・”
“火村は、片脚を投げ出したまま壁に寄りかかってコーヒーを飲んでいる”
(『オール讀物』収録「エア・キャット」より)
“寝起きしているのは六畳一間。他に下宿人がいないのをいいことに、ばあちゃんの許可を得て他の部屋もわがものとしていた。”
「雑誌はこの部屋だ、そっちの棚にまとめてある」
座卓有。アリスが探していたのは「犯罪社会学会」機関誌
・・・んんん、ルーンの時に3方向書棚に囲まれって言ってたんですけど、どこに洋服箪笥があるんでしょうか。 元々借りてるのは六畳二間。
寝起きするのは六畳一間(エア・キャット)
雑誌の置いてある部屋って言うくらいなら論文や書籍の部屋もあるだろうし、仕事部屋もあるだろう。 火村お前・・・何部屋借りてるんだ!(笑)
寝起きの部屋に洋服箪笥とポット等があるなら、それと仕事部屋で六畳二間だ。
それに雑誌の部屋と他の書籍等の部屋。最小で2店子分、最大では・・・・・。下宿の床が心配だ。
台所は二階の店子兼用か、各部屋ごとに小さいのがついてるのかな・・・。しかし需要が無くなってるんだよなぁ。
トイレが兼用っていうのはありそう。
部屋に冷蔵庫があるのは確定。ばあちゃんが火村の部屋にまでお茶を出してくれることもあることも判明。(『火村英生に捧げる犯罪」より)
「実は」火村は冷蔵庫に向かい「ビールが二本だけある」
火村の下宿のイメージは、アニメ「舟を編む」と映画「舟を編む」の馬締さんの下宿。あれが一番近いんだけど設定資料集ないだろうか(笑)
(画像 以下公式ツイッター @funewoamu_anime より)
アリスの住
・夕陽丘の2LDK(46番目 第一章)
番外編
江神さんの「住」
今出川駅で地下鉄を降りて西。西陣。
”くたびれた外観に似合わない立派な注連飾りがつけられ、犬矢来や玄関の扉の汚れが綺麗に拭われている。”
”いつも大家さんご夫妻宅でおせち料理のご相伴に預かってる。”
静かにすると階下の大家さんの見ているテレビの音がする。
(「江神二郎の洞察」(東京創元社)収録「除夜を歩く」より)
犬矢来っていうとこれ↓ですね(写真素材提供 足成)
モチさんの「住」
瑠璃荘
烏丸今出川のキャンパスから歩いて十分とかからない場所。相国寺の裏手。
木造モルタル二階建ての建物そのものは安下宿風。
同じ下宿に入居しているのは全部で四人。望月、門倉、下条、高畑、大家さん
玄関を入ってすぐ左側が階段。その奥に空部屋が一部屋。
右側は大家さんの居住空間(大家さんの領域に入るには鍵が必要)
二階に上がった正面は共同のトイレ。
廊下を挟んで左右にふた部屋ずつの四部屋。(モチさんの部屋は右手奥)
玄関に鍵は掛けないが、各人の部屋に鍵がかかる。(風呂はないため銭湯)
部屋の中
流し台、窓は東向き
(「江神二郎の洞察」(東京創元社)収録「瑠璃荘事件」より)
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