9-1「火村とアリスの会話・呼び方」

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最終更新日 2017.4.02

火村のアリスに対する遠慮のない行動、気遣う行動、たわいのない会話、気の置けない男友達っていいですね。


<火村のアリスに対する遠慮のない行動>

 ●上首尾に喜んだ火村が「ビンゴ」とアリスの背中を拳で叩いた。

●“「期待されてるぞ、先生」火村は私の背中をどんと拳で叩いた。この野郎、今回は出番をなくしてやるからな、と私は思った。”(ロシア紅茶)

 ●アリス「なぁ、火村先生。今、俺とお前は何をしてるんや?」

 火村 「お前は歩いているだけ。俺は凶器を探している」 (アポロン)


<無言の会話>

●アリスが現場についた時は、声も出さずにジャケットに両手を入れたままこくりと頷く。「よお」というぐらいの挨拶。

●“そうなのか、と火村に目で尋ねると、助教授は片方の眉を上下させるだけで何もコメントしなかった。”(赤い稲妻)


 <火村のアリスに対する優しい行動> 

 ●アリスが『火村に創作が進まないことをこぼす。甘えというやつだ。 対して火村の返答「仕事なんだから、がんばるしかないだろ」 「季節もいいんだし、気分転換にどこかに行ってきたらどうだ。連休が終わって空いてるぞ。近場で一泊してこい」(潮騒理髪店)

 ●アリスが一緒に帰らないのに不審がり抜け駆けに気づく。用事があるのに迷わずアリスを追った火村偉い。(古物の魔) 

●「実は」火村は冷蔵庫に向かい「ビールが二本だけある」(火村英生に捧げる犯罪) 


<二人の気が抜けている時のたわいのない会話>

●火村「十歳ぐ違うぐらいがどうした。愛があれば、それしきの齢の差は――」 

アリス「似合わん台詞を吐くな」本人も笑っている。(比類ない神々しいような瞬間) 


<火村の呼び方> 

 ●火村「私とアリスを、第二犯行現場の公園で降ろしてください」 

 ・・・ 森下刑事には「アリス」呼び。いつからだったかなー?人には「有栖川」って呼ぶことが多いんだけど、警察関係者には「アリス」呼びも良くあった気もする。どうだったっけ? 


 <アリス> 火村に対しては「俺」(ロジデス) 

●“私は火村を『君』と呼んだり『お前』と呼んだりすることがあるが、今は劣位に立たされている反動のせいか、『お前』しか出てこなかった。恥ずかしながら、根が負けず嫌いなのだろう。”(ルーンの導き)



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やしん.yashinya

好きな小説について感想や、気付いた事を書いて行こうと思います。 有栖川有栖先生の作家アリスシリーズ中心です。